法科大学院適性試験、大学入試センターと日弁連法務研究財団の2つの団体があり、
それぞれ「法科大学院適性試験」、「法科大学院統一適性試験」として別々に実施してます。
法科大学院に入るためには、入学するに値するかどうかをはかるため、
どちらかの”適性試験”を受けなければなりません。
各大学院に出願する際この適性試験の成績を提出します。
どちらを採用するかは各大学院によりますが、大学入試センターの受験者数の方が多数です。
適性試験を受けるのに法律の知識は必要ではなく、法律家としての基礎学力である
判断力、思考力、分析力、表現力等の資質を判定する試験です。
大学入試センター・法科大学院適性試験 | |
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出願期間 | 四月下旬〜五月上旬
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試験期日 | 六月下旬
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試験地 |
札幌、仙台、東京23区、多摩地区、千葉、草加、神奈川、新潟、金沢、名古屋、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、高松、福岡、熊本、鹿児島、沖縄
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試験内容 | 第1部・・・推論・分析力
第2部・・・読解・表現力 |
受験資格 | (1) 大学を卒業した者
(2) 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与された者 (3) 外国において、学校教育における課程を修了した者 (4) 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該外国の学校教育における課程を修了した者 (5) 我が国において、外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における課程を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置付けられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者 (6) 文部科学大臣の指定した者 (7) 大学院に飛び入学した者であって、当該者をその後に入学させる大学院において、大学院における教育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの (8) 大学院において、個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、22歳に達したもの (9) 大学に3年以上在学した者(これに準ずる者として文部科学大臣が定める者を含む。)であって、当該大学院を置く大学の定める単位を優秀な成績で修得したと認めるもの |
受験手数料 |
大学入試センターの法科大学院適性試験ホームページに設けられた出願画面に必要事項を入力し、登録した後、大学入試センターが指定する金融機関の口座に受験料10,000円を募集要項に定める手続により払い込む。
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合格発表 | 7月中旬以降に、本人に対し、成績カードにより通知する
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(財)日弁連法務研究財団・法科大学院統一適性試験 | |
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出願期間 | 四月下旬〜五月上旬
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試験期日 | 六月上旬
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試験地 |
北海道、仙台、東京23区、都下、神奈川、新潟、金沢、名古屋、京都、大阪、兵庫、岡山、広島・松山、福岡、熊本、鹿児島、沖縄
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試験内容 | 論理的判断力を測る問題
分析的判断力を測る問題 長文読解力を測る問題 表現力を測る問題 |
受験資格 | どなたでも
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受験手数料 |
10,500円
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各法科大学院の入試においては各法科大学院を参照ください。
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